ジャイアンツの内海哲也は、12月11日に球団事務所において現状維持となる年俸1億で契約更改を終えました。
しかしながら、一転して、12月21日に西武ライオンズへの移籍が決まり、内海哲也の入団会見が行われました。
FAで獲得した炭谷銀仁朗の人的補償として、内海哲也が西武ライオンズに移籍することとなりましたが、巨人からすると実質の戦力外通告ではないか言っている関係者もいます。
目次
当初の巨人の契約更改の内容
内海哲也は12月11日に球団事務所にて契約更改を行い、年俸1億円の現状で契約更改を終えました。
その時、内海哲也は「1軍と2軍を行ったり来たりになりましたが、調子を維持できたのは良かったです。ただ、後半は打たれてしまい、2軍で終わったのは反省です」と語っていました。
2018年のシーズンでは、15試合に登板し、5勝5敗でしたので、なかなか年俸に見合う結果が出ないシーズンになりました。
内海哲也の西武ライオンズの入団会見
数日前に契約更改をしたばかりにも関わらず、炭谷銀仁朗の人的補償で西武ライオンズに移籍し、内海哲也が会見を行いました。
本人としては相当複雑な思いがあるのではないでしょうか?感覚としては、実質的な戦力外通告と感じているのかもしれませんね。
会見では「初めて巨人と対戦することになる可能性もありますが、できれば巨人戦は緊張するので投げたくないですが、坂本勇人や長野久義と対戦してみたいです」と語っていました。
以下、会見で内海哲也に向けられた質問に対する一問一答です。
Q.移籍が決まりまして率直なお気持ちを聞かせてください。
A. 「ライオンズの一員として戦うんだなという気持ちになりました。」
Q.ジャイアンツで15年間の現役生活をすごしてきましたが、思い出であったり蘇るものはいかがでしょうか?
A. 「数々の経験をさせてもらったので思い出すことばっかりですけど、それを活かせるようにがんばりたいと思います。」
Q.移籍が決まって、ご家族の方や周りの方とどういった会話をされましたか?
A. 「みんなすごいビックリしてましたけど、1日たって前向きな気持ちでがんばろうと思っているので、家族も関係者も応援してくれています。」
Q.10年ぶりのリーグ優勝に輝いたチームですが、埼玉西武ライオンズの印象を改めて教えてください。
A. 「凄い打つ球団だと毎年思っていて、対戦は中々なかったですけど、対戦するときは『やるな』って印象です。」
Q.ジャイアンツの生え抜きとして15年間やられて、36才にして他球団に移るという部分で、難しさであったり意識するところがあると思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか?
A. 「年齢的にもだいぶきているので、若いときよりも1年1年勝負だと思ってますし、来年から環境も変わり戸惑うこともあると思いますけど、早く溶け込めるようにがんばって貢献したいと思います。」
Q.パ・リーグにいくわけですが、パ・リーグの打線はセ・リーグの打線と違う印象もあると思いますが、そこら辺はいかがですか?
A. 「どの球団も豪快なイメージが凄いあるので、僕はストレートが速くないので色々な球種、コントロールで勝負してきたいと思います。」出典:https://sp.seibulions.jp/news/detail/00002337.html
FA宣言の人的補償ってなに?
移籍に関わる補償
FA権を行使して他球団へ移籍したFA選手が補償対象選手(後述)の場合、移籍先球団は前球団に対して選手の旧年俸による金銭補償、および移籍先球団が保有する支配下選手のうち下記の選手を除いた中から、前球団が指名した選手1名を与える人的補償をしなければならない。人的補償に指名された選手がこれを拒否した場合、その選手は資格停止選手となる。この場合と前球団が人的補償を求めない場合は追加の金銭補償をする。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/フリーエージェント
下記の選手とは、球団側がプロテクトした28人の選手や、直近で獲得したドラフト選手、複数年契約選手などが含まれています。
つまり、内海哲也はジャイアンツの生え抜きの選手でありながら、ジャイアンツはプロテクトしなかったことになります。
したがって、本人としては、戦力外通告を受けたように感じるのかもしれませんね・・・
内海哲也の人的補償は補強しすぎたから?
2018年のシーズンオフにジャイアンツは相当な補強を行いました。
FAで獲得した炭谷銀仁朗と広島カープの丸佳浩だけでなく、マリナーズから移籍してきた岩隈久志などを補強しました。
大型補強が相次いで成功したので、年俸の高い内海哲也が放出されたのではないでしょうか?
内海哲也の人的補償による移籍にか関する周りの声
勇人さんも悲しいだろうな…😭
内海さん本当にありがとうございました😢😢💕
西武でも頑張って下さい!
応援してます
まとめ
ジャイアンツの生え抜きの選手として活躍してきた内海哲也にとっては、1度契約更改をしてからの移籍になったので、受け入れられないところもあると思います。
しかし、会見では前向きな発言と新天地でやっていく意気込みを見せるあたり、やはりプロだなと感じました。
西武ライオンズに行っても活躍して、ぜひジャイアンツから勝利してもらいたいです!