宮本慎也は現役時代にゴールデングラブ賞を10回受賞するなど、守備の名手でした。
当時の野球選手に「誰の守備が1番でしたか?」と聞くと真っ先に名前があがるのが宮本慎也です。
そんな守備職人宮本慎也が使っていたグローブや、グローブに対するこだわりについて調べてみました。
宮本慎也のプロフィール
・名前:宮本慎也(みやもと しんや)
・出身地:大阪府吹田市
・生年月日:1970年11月5日
・身長:176cm
・体重:82kg
・高校以降の経歴:PL学園高校~同志社大学~ヤクルト
・ドラフト:1994年 ドラフト2位
・ポジション:ショート、サード
・スタイル:右投げ右打ち
宮本慎也は守備ばかりが目立ちますが、実は2,000本安打打っていて名球会にも入っています。
そして、名球会に入っている選手で唯一400犠打を達成している選手です。
宮本慎也の使っているグローブ
宮本慎也が使っていたグローブは「ミズノ」のグローブです。
宮本慎也のグローブのこだわりは、グローブを手にはめた時のフィット感です!
最初にグローブをはめた時にしっくりこなければそのグローブは使ってもらえなくなるようです。
ミズノのグローブの開発担当の方は、毎年キャンプの前に2個のグローブを納品するのですが、毎回ドキドキするそうです(笑)
そして、しっくりこなければ多い時は、グローブを5~6個作り直すことも・・・
5mmの隙間が許せない?!
基本的にグローブは中指から小指にかけて段々指先が短くなっていくものですが、宮本慎也はそれが許せなかったみたいです!
グローブを地面に付けてボールを取るときは、当然小指のところは短くなっているので隙間ができてしまいます。
しかし、「そこからボールが抜けていきそうな気がする」ということでその隙間がないようにグローブの作成を依頼したそうです。もちろんそんな隙間からボールは抜けていきません(笑)
また、宮本慎也のグローブに使われている革は、生後半年の仔牛の革を使っていて、キメが細かくて柔らかくて手に馴染みやすいのが特徴です。
ただ、1頭の仔牛から取れるグローブの革の分量は、わずか2個分だけなので、宮本慎也のグローブはプライスレスです!
宮本慎也の守備について
宮本慎也はこれまでにショートで6回、サードで4回ゴールデングラブ賞を受賞しました!
また2011年に記録した守備率「.991」はプロ野球史上最高の記録になっています。
宮本慎也の守備の凄いところは、守備のあらゆる面においてトップクラスということです。
ボールを処理する能力、送球の正確さ、ボールが飛んでくる場所の予測など、守備に関すること全般的にトップクラスです!
だから、ポジションが変わってもゴールデングラブ賞をもらえる守備ができるのです!
宮本慎也の守備の極意とは?!
宮本慎也の守備の極意は「ボールと衝突しない」ということろだそうです。
何でもすぐにボールを取りに行くわけではなく、しっかり打球を見極めたうえでボールを取りにいきます。
そうすることでボールと衝突せずにしっかり打球を捌くことができます!
タイミングを自分ではなく、ボールの合わせて捕るのも大切であると語っています。
さらにボールと衝突しないために正面にきたゴロについては、正面ではなく少し回り込んでボールを捕球します。
そうすることでボールとの距離感が保ちやすく捕球しやすくなります。
これらは少年野球などで教えられていることとは違う意見なので、一般的にこういった感覚を持って守備をしている人は少ないです。
やはり一流のプロ野球選手は格が違いますね!
話を聞いてすぐに実践するのは難しいと思いますが、野球をやっている方々にはぜひ取り入れて欲しい捕り方です。