ソフトバンクの甲斐拓也がヤフオクドーム内で契約更改に臨みましたが、球団から提示された金額に納得が行かず、1回目の契約更改では保留することになりました。
保留となった契約更改では一体どんな内容だったのでしょうか?
2019年の契約更改の保留の理由とは?
甲斐拓也は契約更改のあと報道陣の前に現れてコメントをしましたが、具体的な話をすることはなく、さらっとコメントして終わりました。
甲斐拓也は「凄く評価してもらって嬉しかったですが、今回は決められませんでした。もう一度、気持ちを整理して考えたいです。」とコメントしました。
球団からの年俸の提示は、およそ5,500~6,000万円との予想ですが、これについて甲斐拓也は「多少の差がありました」と言っています。
甲斐拓也の2018年の成績
甲斐拓也のフットワーク
歴代最高スピードを生み出す。 pic.twitter.com/vdX07zgpyq
— 野球魂 (@yakyu_sou) December 8, 2018
1回目の契約更改は保留となった甲斐拓也の2018年の成績を見ていきます。
先ずは打撃の成績
- 打率:213
- ホームラン:7本
- 打点:37
- ヒット数:67
甲斐拓也の2018年のシーズンは、ホームラン、打点、ヒット数などは過去最高の記録になりました。
しかしながら、数字だけ見るとなかなか評価しにくい数字となっています。
ただ、キャッチャーというポジションは打撃よりも守備の面が評価される傾向にありますので、次はキャッチャーの成績を見ていきます!
- 守備率:.991
- 盗塁阻止率:.447
- ゴールデングラブ賞
守備の成績を見ると、盗塁阻止率はリーグ最高の成績で、さらにゴールデングラブ賞を2年連続で受賞することになりました。
また、ソフトバンクは甲斐拓也のキャッチャーのリードのおかげでペナントレースは2位になり、日本シリーズにまで行き、見事日本一にもなりました!
チームメイトの千賀滉大や武田翔太からの信頼の厚いキャッチャーです!
契約更改保留の原因はやっぱり年俸?
2019年の契約更改では推定年俸が5,500万円~6,000万円ですが、打撃だけの成績を見ると高すぎるように感じますし、守備の面を含めると少し安いようにも感じます・・・
おそらく甲斐拓也自身も思っていたよりも年俸が低かったから1回目の契約更改を保留にしたのではないでしょうか?
また、プロ野球界では「契約更改を保留にすると年俸がアップする」という噂があります。
これはOB選手たちがテレビ番組などで発言しているものなので、当時と今では状況が変わるので、保留にしたからといって年俸が上がるかどうか謎です・・・
キャッチャーは評価されにくいポジション?
甲斐拓也は「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩をもち、日本シリーズでは新記録となる6連続盗塁阻止を成功させました。
そして、その点について契約更改の場では球団の本部長から「日本シリーズの活躍は凄かった。これはプラスの材料になっている」という評価をもらったそうです。
しかし、「守備に関しては共同作業になるので、1人1人を独立して評価するのは難しい」という評価もされました。
リード面や、ピッチャーの能力の引き出しなど、実際にプレーしているプロの選手でないと分からないところ、評価できないところがあるので、キャッチャーの評価はとても難しくなります。
2回目の契約更改ではお互いに納得のいく内容になるのでしょうか?